高配当株?
最近、高配当株への投資が注目されているようだ。
ネットの人気記事に高配当銘柄に関するものが増えた。
本屋の投資本コーナーでも立てて表紙が見えるように置かれたり平積みになっているのをよく見る。
黒い本
一番目立っていた黒い表紙の本。
『半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資 日経平均リターンを3.86%上回った“割安買い”の極意』(以降、超配当投資)
立ち読みしてみた。
タイトル通り、日経平均リターンを上回っている。
オススメ銘柄が一流企業のみ。安心感がある。
手間が少ない手法を教えてくれる。
興味がわき、買った。
自己流の高配当投資
昔、自己流で高配当投資をしていた。選定条件は、①配当利回りが高い、②東証1部、③PERが低い、④自己資本比率が高い、⑤資本金500億以上、の5つだった、と記憶している。
大損した訳ではない。儲かった記憶もない。
もっと早く、この本に出会いたかった。
章ごとの感想
各章ごとの感想を書きます。
第1章 セクター代表企業の「暴落買い」指標を◎〇△ーで4段階評価してみた
オススメ銘柄に対する著者の考えが書かれています。ここが一番面白く価値があると感じました。
第2章 企業と市場に対する「俯瞰力」がアップする10の指標
一般的な10指標の見方です。
第3章 「決算短信1分間チェック法」からの「財務3表ココだけ分析」はなぜ最強なのか?
著者オススメの「決算短信1分間チェック法」が解説されてます。
第4章 「死ぬまで持ちたい銘柄17」をベースに読み解く有価証券報告書の超速チェック法
前章チェック法を適用しての解説です。
第5章 死ぬまで持ちたい「かも」銘柄29選とその買い方
ここもオススメ銘柄と買いの基準が書かれています。利回りが何%に達したら買いを検討など。具体的なので価値が高い章です。
第6章 当然儲かったうえで「幸せ」も最大化するポートフォリオの作り方
著者の考えるポートフォリオの作り方。名著の言葉が引用されていて参考になります。著者の知識量が感じられます。
第7章 配当投資に最適化した「新NISA」の使い倒し方
著者流の「新NISA」の使い方になります。
チャレンジ
読んだあと、この本の手法を試してみている。
お試し銘柄は「超配当投資」のオススメから選んだ。
花王は、下げ止まり感あるため。伊藤忠は、バフェットさんが投資しているため。東京海上ホールディングスは配当利回りがそれなりにあったため。その他、三銘柄ほど。
一部除外した。
除外銘柄を少しだけ公開する。JTはタバコを吸わないため。KDDIは個人的な経験で信用していないため。
チャレンジの結果、いまのところ
今のところ、評価はマイナスである。
理由は、株価が高い時期、2023年9月末から始めたから。
普通の人なので、上がっていると上がり続けると思ってしまう。そんなことはない。逆に下がっていると、このまま半額や3分の1になるのではと、思ってしまう。これもそんなことはない。
あと半年くらい、見続けて、安くなったところから、始めるのが賢明だ。
だが自分みたいな凡人は全く所有がないと関心を持てなくなる。
少しだけでも、所有すると関心を持ち続けられる。
まだ株式投資の経験がない人は、初心者向けの本を一冊読んでからチャレンジするのがオススメ。口座の開設や株式とは何か、インデックス投資とは何か、新NISAについての知識があるとスムーズに読めます。
おすすめの訳
株の配当利回りは、調べて選択すれば、銀行より、はるかに利回りが高いです。
会社が成長するに従い配当も増える。ただし、会社の配当ポリシーによります。
この本には、著者が購入してきた銘柄が実際に記載されています。
参考にすると調査の手間が省けます。
『半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資 日経平均リターンを3.86%上回った“割安買い”の極意』
来年から新NISAも始まります。
また年末年始の休み時期です。
株式投資をはじめる、あるいはリトライするには良いタイミングです。
この本で、将来の安定収入を目指してみませんか?