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下北沢ハカセからのおすすめ

書くことのススメ。なのに?!「初恋」が脳内にこだまする!「書く習慣」

書く習慣 [ いしかわゆき ]

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感想(2件)

何回も、古本屋へ売ろうとした

そのたびに売るのをやめた

売ろうとした理由は、文字通り「書く習慣」だけの内容で、中身を薄く浅く感じるから

 

売るのをやめた理由は、なぜか読むたび「浅い夢だから、胸を離れない」と言う歌詞が脳内にこだまするから

この歌は村下孝蔵の「初恋」

本の内容には、まったく関係ない

理由がわかるまで取っておこうと考えた

 

もう一度読んでみた

 

まず、目次から

《第1章

・言葉と仲良くなれば書けるようになる

第2章

・習慣になれば 書くのが楽しくなる

第3章

・ネタを見つけられると 止まらなくなる

第4章

・ちゃんと伝わると 嬉しくなる

第5章

・読まれると もっと好きになる

第6章

「書く」ことが 与えてくれるもの

おわりに

・「書く」ことで変わるもの、 変えちゃいけないもの》

 

「書く習慣」について、深く書いている本という感じです

・第1

とにかく書き始めようという章です。

ですが、書いてない人が書くように習慣を変える

しかも考えることが欠かせない「書く」を「習慣」にする

これは困難でした

今は、何とか出来るようになりました

きっかけは、英語日記でした

10年近く、オンライン英会話をやってます

この時期、一年ほど、英語学習の停滞を感じていました

毎日英文を書けば、英語に触れられて、単語も覚えられそうと思いついた

手軽にでき、毎日できる英語のアウトプット方法を探した

たどり着いたのが英語日記でした

しかも3行だけ。内容も「天気、その日の出来事、その感想」を一行づつ書くだけ

これを3ヶ月ほど、続けたのですが、似た内容の繰り返しになり、つまらなくなってやめてしまいました

代わりに「一行書くだけ日記」(著:伊藤洋一)に出会いました

どんなものか?

事実を一行書きます

その感想と次にどんな行動をするかを考える

それだけです

効果があると思ってます


手帳スペースに合わせて、6行くらいの日記を書いてます

事実以外に良かったこと、ダメだったこと、感情が動いたことも書きます

ただし、良かったこと9割です。ネガティヴになりがちなので、意識して、そうしてます

書くとスッキリして、嫌な出来事の嫌な感覚も薄れます

また、自分がやりたいこと、好きなことがハッキリします

例えば、本を読む楽しさとか、写真に取り組むと充実を感じること

さらに、舞台やパフォーマンスやコンサートや映画で泣いたり、笑ったり、おそれを感じたり、つまり気持ちが動くことに快楽を感じること

ハッキリすると、これに時間を使うようになる

日々の生活の満足度を上げ、心の安定感が増すように感じます

更に日記に書き、役立っていることが実感出来る、続ける

このサイクルが出来上がり、習慣化できました

 

・第2章

《自分日記》

《ルールは簡単。日常生活のなかで、「今、気持ちが動いたな」とかんじたら、その出来事と思いをメモするだけ》

これにはハッとしました。サラリーマンを続けていると感情を殺す。感情的になったことは早く忘れる。それが、習慣になってしまっていました。

「感情を動かす、動かさない」を意識できると、仕事もプライベートも楽になりそうです。

《自分日記》を習慣化できたら、かくネタを増やしていけそう

手帳に書いてる日記で代用出来ないようなので、別に書く必要がありそう

 

冒頭に書いた村下孝蔵の初恋には、こうある

《好きだよと言えずに 初恋は
ふりこ細工の心》

気持ちが動いたところをとらえて、「ふりこ細工」と言っています

普通には考えつかない表現です

 

 

・第3章

《〜もっとも心に刺さった一文を抜き取ります。[中略]

 これらを考え、その一文の下に本音を書いていきます。》

具体的で、役にたちます

抜き書きは、やっています

でも感想や本音を書いてなかった

これも書くネタを貯めるために習慣化したい

 

・第4章

《むしろ「日記」のような文章なら、「身近なひとり」に向けて書く。

「ノウハウ(知識)」なら、それを知らなかったころの「過去の自分」に向けて書く。》

知らなかったころの自分にむけては、ちょっした発見でした。

ただし、知らなかったころの自分に戻れるか、最近得た知識なら、戻れそうです

でも、だいぶ前なら難しいと思いました。

《 ちゃんと自分の言葉で、自分の本音が綴られている文章は、「誰にでも書ける文章」ではありません。》

この言葉には勇気づけられた‼︎

けっこう、悩んでいたんですね

個性的で面白い文章が書くには、そのヒントを探していたので、救いの言葉でした

 

・第5章

《読んでもらえるタイトル付けのポイントは、「より具体的にしてみる」こと。

その上で私が意識しているのは、「パワーワード」と「主観」を入れることです。》

言われてみれば、その通りです。このアドバイスがなければ、タイトルの付け方において主観が大事だと感じなかった。

仕事してると客観的になってしまうんです。仕事には役立つが、楽しんでもらえる文章にはならないみたい。

 

《飾らない本音だから、面白いんです。

本音だから、読まれるんです。

むしろそこを除いたら、あなたの存在が文章から消えてしまいます。》

読まれる文章の大事なコツなのだろう

でも、意識しないと気取ってしまいがちなんです

見栄っ張りな、ところがあるんですよね

 

でも、「いいね」を押さなかっただけで、本当は、その100倍ぐらいの人が読んでいるかもしれない。

それぐらいの気持ちで、文章を書くのがいいと思います。

ひっそり読むタイプの人は、必ずいます。》

これには、実感がある

Twitterでも、「いいね」せず、見てる人が大多数なんですよ

リアルであって話してみると「読んでた」という人が、多い

自分も「いいね」するより、そこに出ている店を検索したり、モノを探したり、しちゃうことも多いです

あと、「いいね」出来ない場合もあります

賛成できない場合はもちろんですが、みなさんに「賛成してる」ことを知られたくない場合もありますよね

 

初恋にもこうある

《恋をして淋しくて
届かぬ想いを暖めていた》

村下孝蔵も想いを届けられない、つまり「いいね」もできない状況だった

 

・第6章

《自分の思いを言葉にして、俯瞰して見てみる。すると、知らなかった自分が見えてくる。》

ここを読んでから、自分の思いを書いたら、次は、たまに見直してます

何が好きなのか、何が嫌いなのか、法則みたいなものはあるのか、考えてみます

自分の場合、木曜日になると、Netflix見て、夜更かしするくせがありました

見ることは問題ないのですが、夜更かしは、翌日のパフォーマンスに影響します

金曜日の残業の遠因かもしれない、やめて見ました

残業することが減りました

 

初恋にもこんな歌詞がある

《放課後の校庭を 走る君がいた
遠くで僕はいつでも君を探してた》

これもきっと後から、村下孝蔵が書いたものを振り返ってみたのだろう

 

・おわりに

《でも、そういう個人的な感情が詰まっているからこそ、その文章には説得力があるのではないかと信じています。〜と、全体をとおして証明するつもりで、たくさんの個人的な思いを詰めこんだのです。》

過去の経験を思い返すと納得できます

人に思いをこめて、映画や本を勧めた時、観てあるいは読んでもらえることが多いです

ただ文章でも同じなのかは、今後、試していくことで納得するしかなさそう

 

《五月雨は緑色
悲しくさせたよ一人の午後は》
浅い夢だから 胸をはなれない

(本記事続く。後日更新)